認知症の介護にも役立つ資格「介護職員初任者研修」

認知症の予防を考えて

私生活でも活かせる介護職員初任者研修

基礎的な知識と技術を取得して介護の負担を減らそう

介護が楽になる資格

高齢化に伴い、介護を必要とする人の数も増加しています。介護の程度にもよりますが、施設で介護を受けている人もいれば自宅で受けている人もいます。施設ならば介護に関する知識を持っている人が職員として働いているためそれほど心配はありませんが、自宅で介護をする場合、家族が介護を担うことになるので知識もそれほどないまま自己流で介護をしている人も少なくないでしょう。そのため手探り状態で介護を進めることになり、この方法でいいのかと不安や孤独を抱いたり慣れない介護に疲れてしまったりと精神的にも身体的にも疲労が溜まり、うつ病を発症してしまう人もいます。
介護は食事や入浴、排泄介助などの日常生活の介助が主な内容となるため、改めて何かを学ぶには抵抗があるかもしれません。しかし日常生活とは言え、ちょっとした専門スキルがあるのとないのとでは介護にかかる負担が全然違ってきます。なぜなら直接自分が行うのと介助をするのとでは動作が全然違ってくるからです。介護の負担を減らし、楽に行うためにも介護職員初任者研修を取得してみてはいかがでしょうか。
介護職員初任者研修とは介護に最低限必要な知識や技術、考え方を身につけ基本的な介護業務を行うことができるようになる資格です。テキストで学ぶ座学と実際に技術を学ぶ演習の二つの過程があり、全課程を学ぶことで資格を得ることができます。

座学で学ぶ介護の基本

座学では介護の基本をはじめ、高齢者に多い疾患や認知症、障害の種類を学習して介護の基礎的な理解を深めたり、今までの介護を客観的に振り返ることができるようになります。また、ケアプランや利用できるサービス、年金制度など介護サービスについても学ぶため、生活に密着した情報を得ることができ現在の介護の糸口を掴むだけでなく、将来にも活用することができます。さらに、座学では介護の中で最も重要と言われているコミュニケーション技術を学ぶこともできます。コミュニケーション技術は介護だけでなく、日頃の人間関係においても役に立つのでしっかり学びましょう。

演習で実践的に介護技術を学ぶ

演習では介護者が困難に感じる日常生活の支援についてもっと実践的に学びます。食事や入浴、排泄の介助だけでなく、車いすなど移乗の介助や洗濯や調理の留意点についても学びます。また、介護者の使用する福祉用具についても学ぶためより安全で負担の少ない利用の方法を学ぶことができます。

認知症の予防を考えませんか?認知症は国民病とも言われるほど、今の日本にとって深刻な問題です。しかし正しい知識と介護技術を身につけることによって進行を遅らせることができるだけでなく、日々の介護を楽にすることもできます。
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